FOOMA JAPAN 2019出展レポート

ハバジット日本は、201979日から12日の4日間にわたり開催されたFOOMA JAPAN 2019に出展しました。1年後に迫ったオリンピック・パラリンピックでは海外から多くの人が来日するため、食に関する国際標準との整合性や食品の衛生管理が重要になり、食に関する安全確保は喫緊の課題になっています。昨年、15年ぶりに改正された食品衛生法では、食品と直接接触するコンベヤベルトを含む食品用器具・容器包装に使用される合成樹脂材料について、安全性が認められた物質のみを使用可能とするポジティブリスト制度の導入が決定しています。これまでは、器具・容器包装中に残存する、または器具・容器包装から溶け出す毒性が顕著な物質だけを規制してきましたが,ポジティブリスト制度の導入に伴い、合成樹脂製の器具・容器包装の製造や加工において使用できる物質が“国が安全性を評価した物質のみ”に制限されることになります。

規格が定まっていない原材料を使用した器具・容器包装の販売は禁止され、安全が担保されたもののみ使用できるようになる国際的整合性を備えた食品用器具・容器包装の衛生規制が2020年6月より日本でも整備されていくことになります。

今年のハバジットブースでは最新の国際食品規格適合ベルトお よびアクセサリー類を組み合わせた「食品規格完全適合」をコ ンセプトに、機能が追加された新製品と共に幅広い製品ライン ナップを動画も用いてご紹介いたしました。また、昨年ハ バジットグループの一員となり、今年より日本国内でも取扱い を開始したデンマークを本拠とするNGI社の国際衛生規格 (EHEDG・3A)対応レベリングアジャスタも初出展しまし た。すでに数多くの欧米大手食品メーカーの製造設備で採用さ れているNGI社のレベリングアジャスタは、国際整合性を図る 日本においてもニーズが高まることが見込まれ、ハバジットと NGIの食品衛生に関する専門知識を組み合わせて、お客様にワ ンストップでソリューションをお届けできることを訴求しまし た。また、最終日には『食品安全規格に対応するコンベヤ関連 製品』と題した出展社セミナーを行い、改正食品衛生法により 来年以降大きく変わる国内環境について、欧米の食品規格と比 較しながらコンベヤベルト関連製品に今後求められる要求事項 を最新情報を交えご説明いたしました。次ページでは出展の模 様をダイジェストでお伝えします。

●プレミアムTPU食品ベルト

費用対効果の高い稼働条件は生産ラインを中断させない ことです。ベルトが破損し機械を停めることになれば、 生産性に重大な影響を及ぼします。また、食品加工の現 場では食の安全性が最も重要な課題です。異物混入や細 菌汚染によるリコールはブランドイメージを著しく損な います。ハバジットプレミアムTPU食品ベルトは高温耐 性、裏面の低浸透構造、加水分解耐性と耳ほつれ防止構 造といった主な4つの優れた機能により、食品業界の課 題と要求にお応えします。

ベルトには常に安定した張力が求められますが、 従来のTPUベルトの場合、80°Cを超えると張力が一気に 低下します。表面カバーも劣化し衛生性が損なわれ、 やがてジョイント部からのベルト破断に繋がります。 高温で湿度のある環境では加水分解の影響により劣化の進行が早まり、ベルトの接着力が低下して層間剥離を引き起こします。表面損傷のリスクも高まり清潔に保つための清掃が難しくなります。

プレミアムTPUベルトなら最高110°Cまでの連続運転が 可能で、加水分解耐性に優れ高温かつ湿気のある環境で も層間の密着性を長期間保つことができます。また、一 般的なベルトは端部が機器と接触し損傷を受けると横糸 である長繊維が混入する危険性がありますが、本製品は スパン糸とニット織の組み合わせによって糸ほつれのリ スクを低減します。湿気や油脂分はベルト裏面から内 部へ浸透し、ベルトの衛生性を脅かしますが、本製品は 裏面に特殊含侵を採用しているため、水や油脂分がベル トの内側に浸透することを防ぎます。但し、頻繁にかか るWET用途の場合は、ベルト本体と一体溶着で抜群の耐 久性を誇る専用のエッジシール加工を推奨します。プレ ミアムTPU食品ベルトは、安全性と生産性の向上を両立 させた高衛生設計の新製品です。

●国際食品規格適合Vガイド(プレリリース)

ベルトの蛇行防止用として使用することの多いVガイドもベルト本体同様にポジティブリストに合致した安全なTPU素材を選定し新たに開発しました。色調は透明のみで汎用的な4形状を揃えています。耐摩耗性は従来品よりも優れ異物混入対策にも貢献でき、また、ミニコンでも使用できるためベルトと組み合わせて国際食品規格(EU/FDA/厚生省370号)完全適合での供給が可能となります。

タイプ UT-204 5T-2 OH(T) 10STL
断面形状
B 4mm 5mm 7mm 10mm
H 2mm 3mm 3mm 3mm
b 2mm 5mm 8mm

NGI社レベリングアジャスタ

レベリングアジャスタは、高さ調整用のスピンドル とフットプレートで構成され、主に食品加工現場で 使用される食品加工機器用のアジャスタとして使用 されています。国際衛生規格を取得したハイジェ ニックタイプは、装着時にネジ部を露出させない構 造により、汚れがネジ部に溜ることなく、洗浄後も 水分が残りにくいため、一般的な全ネジタイプと比 較して約30%少ない洗浄時間、水量で十分な洗浄が できていることが欧米の第三者機関が実施した洗浄 試験で確かめられています。洗浄工数の低減を実現 しながら食品機械装置の衛生性を長期間保持し、 生産現場に美しくモダンなデザインをもたらします。

他にも、様々な産業用機器に対応可能な高荷重対応 のレベリングアジャスタ、低荷重機器に最適なプラ スチック製フットプレートタイプなど幅広い製品ラ インナップを取り揃えています。

●出展社プレゼンテーションセミナー

『食品安全規格に対応するコンベヤ関連製品』 コンベヤベルトは食材に直接接触する時間が最も長 い機械部品の一つとなるため、コンベヤベルト自体 が食材への危害要因とはならないことが大前提とな ります。欧米では食材へ直接接触する合成樹脂材料 が中長期に渡る使用においても安全である場合の み、食品用途として認められています。ハバジット の食品用ベルトは、世界の主要地域における国際食 品規格(EU/FDA/厚生省370号)に適合し、健康 に害を与えない材質から構成・製造されています。

食品工場設備に求められる高い衛生規格を取得した レベリングアジャスタと合わせ、ハバジット日本は 「安全な食品を提供すること」を目的としたFSSC 22000、AIB Food Safetyなどの国際食品安全マネ ジメントシステムを取得している食品関連企業に向 けて、最新の衛生規格を満たすコンベヤ関連製品に よる最適なソリューションが提案できることを説明 いたしました。

スイスに本社を置くハバジット社は1970年に大阪 に合弁会社を設立し本格的に日本市場でのベルト製 品拡販を始めてから来年で50年の節目を迎えます。

人の健康に有害となる恐れのある化学物質の使用を厳しく規制する欧 米の各種法令を遵守し製品開発を行ってきた結果、今日では日本市場 で最大の国際規格適合のベルト関連製品を販売する企業へと発展を遂 げることができました。これからもお客様の使用環境毎に安全にご使 用頂ける製品群を紹介してまいります。

<ハバジット日本がJFSMの会員企業に>

一般財団法人食品安全マネジメント協会(JFSM)の9月理事会において、ハバジット日本株式会社の入会が承認されました。 JFSMは、日本の食糧産業の国際競争力や発信力強化のため、農林水産省が大手食品メーカ等に委託し設立された団体です。 HACCPを含め食品安全認証の取得が注目される中、2018年の11月にJFSMのC規格(JFS-C)が、日本発の食品安全に関する規格として国際機関から認定されました。この規格により、既存の国際規格では対応が難しかった味噌や醤油といった発酵食品等の日本の食材や食文化が、海外からも評価や信頼を得られやすくなることが期待されます。JFSMの規格は要求事項の多さの順にC、B、Aのランクに分かれ、現在、多くの食品事業者から注目されています。ハバジット日本はベルトメーカでは唯一のJFSM会員企業となります。

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