小さくも完璧な形に
ニッチ製造業の利点

Habasitのグループ製造業部門でトップを務めるMarcus Mölknerは、大きいことは必ずしも良いことではないと主張しています。目もくらむような速さで製品が大量生産されている市場では、細かなニュアンスを出すための技術的な能力を発揮する場面は極まれですが、こうしたニュアンスこそが、Marcus MölknerがイギリスのビングリーにあるHabasitの生産ユニットを評価する点なのです。

専属のチームを構成する40人の従業員は、多くが数年間または数十年間もこの企業で働いており、ビングリーの工場は毎年多くの織布ベルトの素材を生産していますが、この工場が際立っているのは、数ではなく質によってなのです。

正しいニッチを見つける

ビングレー工場のマネージャーである、Mike Tylerは「私たちの能力はとても広汎に及んでいます」と述べています。「私たちは通常、少量のニッチ製品を引き受けます。なぜなら、ニッチ製品は大きな設備で効率的に製造することができないからです。私たちはすべてのプロセスを個別に分けているため、製品をプラントから発送して、様々な方法で組み立てることができます。製品開発という観点からみて、これはとても便利な能力なのです」

ビングリーのプラントは、特定のベルトをわずか50-100メートル製造するときでも、効率性と経済性を損ないません。ビングリーのプラントではポリエステル製の織布を熱可塑性ポリウレタン(TPU)でコーティングすることを重視していますが、TPOやポリプロピレンのような他のポリマーを使用しているだけでなく、シリコン製のベルトも生産しています。

プロセスの順序を自由自在に調整できるため、350-400種類ものベルトを様々な幅で製造することができます。Mike Tylerは、過去に一般的だった順序が明日には時代遅れなものになっている場合もあるため、生産している製品の販売増加と減少に気を配ることが不可欠だと説明しています。新製品を投入して、需要が途絶えたりコスト効率が悪くなったりした製品を取り除くことで、ビングリーは業界の最先端に立つことができるのです。類まれな柔軟性のおかげで、ベルトの素材をカスタマイズして、市場ニーズの変化にすばやく応じることができています。たとえば、色のバリエーションや、仕上げの修正、新構造の開発などです。

Mike Tylerは、「最初は量が少ない場合でも、販売を増加させる機会を新しく作り出すため、用途拡張を前提とした製品開発が行えます」といいます。

成功の進化

ビングリーの工場はもともとはCharles Walker社が所有しており、Habasit2001年に買収して以来、コアコンピテンスを高めるために、インフラへの莫大な投資が行われました。労働環境を快適にするための照明と換気が改善され、製造フローを最適化するための設備の拡張と改修が行われました。改修は2015年に終わっていましたが、Mike Tylerは、従業員を再訓練し、最先端の製造技術を取り入れるプロセスはこれからも続くと考えています。

ビングリーが多大な成果を挙げることができたのは、変化と高度な柔軟性を追求するこうした姿勢なのです。

Mike Tylerは、「私たちの方法は革命的な変化を起こすことではなく、進化することです」と述べています。(ST)

Marcus Mölknerグループ製造業部門長

Mike Tylerプラントマネージャー

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